スワップポイント

外国為替証拠金取引によって得られる利益は、大きく分けて2つあります。1つ目は、なんといっても為替差益です。レバレッジ効果を効かせることで、少ない資金で大きな差益が得られるのが、外国為替証拠金取引の最大の魅力といえます。そして、もう1つがスワップポイント(スワップ金利)と呼ばれるものです。外貨預金や外貨MMFでいうところの金利収入にあたりますが、このスワップポイントがしっかりしていれば、為替が急激な円高になっても為替差損による損失を食い止めることができます。つまり、リスクが大きいといわれる外国為替証拠金取引において、このスワップポイントを賢く運用すれば、安定的な利益を得ることも不可能ではないのです。以下ではこの外国為替証拠金取引における2つの大きなポイントであるレバレッジ効果とスワップポイントについて解説します。 FXスワップポイント  外貨証拠金取引ではスワップポイント(スワップ金利)というものが発生します。 普段聞かない言葉ですが、これは取引する通貨ペア間の金利差を受け取ったり、支払ったりする制度です。 通貨はその国の政策によって金利が違っており、金利の少ない通貨で金利の多い通貨を買うと利子が受け取ることができます。 反対に金利の多い通貨で金利の少ない通貨を買うと利子を払う必要があります。 2007年1月現在、日本円の金利は0.1%となっており、他国と比べても最低の水準です。(良し悪しは別です。)対して、USドルの金利は最近定期的に上昇しています。 つまり日本円でUSドルを買うと利子が貰え、逆にUSドルを売って日本円を買うと利子を支払うことになるのです。 例)金利=日本円1% 米国(US)ドル5%の場合 日本円でUSドルを買ったとき スワップポイント=5%-1%=4% このとき、4%のスワップポイントを得ることができます。 *しかし、逆の取引(USドルで日本円を買った)の場合は、4%のスワップポイントを失うことになります。 日本円とUSドルの取引だと、一日で100円程の受け取り、または支払いが発生します。(1万ドルの取引の場合)日本の銀行に1年間100万円を預けても、税引き後80円程の利子しか受け取れないことを考えると驚異的な数字です。 ただし、このスワップポイントは取引する会社によって微妙に差があります。受け取るスワップポイントが多く、支払うスワップポイントは少ないのが良いのですが、なかなかそういう取扱会社はありません。 このスワップポイントも取扱会社を選ぶひとつの目安で、手数料が安くてもスワップポイントでは不利な条件となっている取扱会社もあります。 スワップポイントの付け方  スワップポイントは、金利水準などにより毎日変動します。スワップポイントの計算は、受渡日で日数計算されます。受渡日は取引日から2営業日目ですので、水曜日から木曜日にロールオーバーした場合、スワップポイントは土日を挟みますので3日分付加されます。なお、スワップポイントの付加日は、各国金融機関の休業日等により変わります。 スワップポイントは、毎日ロールオーバー時の決済価格に加減されます。 外国為替直物取引は、通常、約定日の翌々営業日に受渡(通貨の交換)をしますが、外国為替保証金取引では、ポジションを毎日持ち越し、決済期限を繰り延べるロールオーバー方式が採用されています。ロールオーバーにより決済日を1営業日ずつ繰り延べますので、反対売買をしない限り長期間ポジションを持ち続けることができます。ロールオーバーとは、先物取引等に係る建玉を継続して保有するために、満期が到来する限月取引(直近限月)において、いったん既存の建玉を手仕舞う(反対売買を行う)と同時に、満期が先の限月(期先限月)において、同数量の新規の買建て又は売建てを行う取引のことです。